ようこそ高田文化協会へ

新潟県・上越地域の文化の発信基地として52年の歴史を持ち、文芸を愛好し、地元文化の発展にさまざまな形で携わっている
市民の団体です。約350人の会員に支えられています。
昭和34年5月に創刊の同人誌「文芸たかだ」の発行のほか、文化講演会、展覧会、音楽会など様々な文化活動のお手伝いをしています。

2012年05月

 藤林会長が先日、上越タイムスに投稿した作品を掲載しました。

 「夕日が描く妙高山」

 この4月28日夕方午後5時45分。僕は妙高のホテルの窓に立ちすくんだ。遠くの山々をキャンバスにしてくっきりとした黒い影があった。それが妙高山の影である事にはすぐに気付いた。振り返ると夕日は妙高の山頂のすでに裏側であり、窓に目を戻すとそれは間違いない妙高山の後ろ姿であった。夕日のため、すそ野は左右に実際よりも長く伸び、まるで長い着物のすその様に端麗である。誰も見てはいない。僕だけが気付いているのだろうか。
 妙高山は以前、須弥山(しゅみせん)と呼ばれていた。ブリタニカによるとサンスクリット語Sumeruの音写でMeruともいう。仏教やヒンズー教で、世界の中心にあると考えられる想像上の山。山頂は神々の世界に達し、周囲は幾重もの山岳や海に囲まれているという。ヒンズー教の文献などでは、ときに「黄金の山」などとも呼ばれ、中国訳では、妙高、安明などと訳される。
 他の文献によると、七十四歳の行基菩薩は天皇に越後での国分寺建立を指示され、父の故郷でもある高志の国に向かった。建立の地は現在の五智に決まった。建立後、行基は国府の南に、遠く聳(そび)ゆる霊峰を「妙高山」と呼ぶことにした。霊場岩戸山と霊峰妙高山を越後国府の北と南の守りとしたのである。
 行基が「妙高」が中国訳である事を知っていたか否かを今考える必要はないと思うが、いろいろな事が一度に僕の頭の中をかすめた。黒い妙高山の後ろ姿を眺めていると、僕は確かに聞いたのである。あの女の帯を解く時のあの衣擦れの音を。
                                               (上越タイムス 5月5日掲載)
 

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初夏、一番いい季節になりました。爽やかな風にツバメが2羽3羽、空中旋回を繰り返しています。和みますね。

 和むといえば、映画、連休最後の日曜日に、高田世界館で「縮図」が上映されました。60年前の昭和27年に雪の高田でロケされ、当時を懐かしむ多くの入場者で賑わいました。上越でのロケのはしりでしょうか、「ふみ子の海」「絆」が記憶に新しいのですが、最近では「シグナル」が撮影され上映が待たれるところです。山も海も川、何でもある上越、ロケに来てほしいですね、そして60年たって上映! でも、見られるかしら。



今月のお客様   飯塚むつこさん

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今年の色は「ピンク!」ハピネスカラー仕掛け人、飯塚むつこさんのご託宣により活字はピンクにしました。とにかく元気なムーさん、お孫さんを見て、お姑さんの介護しながら明るく飛び回っているムーさん、元気の源は?幸せになっていく皆さんの笑顔から元気をもらっています、と明言。美しく自信に溢れる人になるには?心地よい住まい作りは? 楽しく買い物ができ売れるお店にするには? 魅力ある街作りは?…色を中心にアドバイスされます。50歳でカラーコーディネーターとして起業、10年たち「色の効果は絶大なもの」とますます力を発揮されます。若さの秘訣は「好奇心」。何をするにも好奇心を持ち、初体験の気分で臨んでいます、ピースマークでカメラにおさまって下さいました。可愛いでしょ!やっぱりピンクのセーターでした。

≪事務局より≫

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さあ、6月、高田文化協会の総会が近づいてまいりました。事務局、荻谷さんは大忙しながら、いつも河村のバカ話に付き合ってくれます。金環日食、スカイツリー、映画、庭の草取り、短歌、旅行…と支離滅裂に話は飛んで、荻谷さんも負けずに経済のお話…河村には??。和気藹々のうちに総会準備が始まってます。6月23日()、やすねでお待ちしています。井東汎賞・文芸たかだ同人賞の表彰式もございます。(河村)

 事務局長はああ言っておられますが、ワタシは経済の話などさっぱりです。このコンビになって8年目、文化協会の品位をだいぶ落としてしまったと反省?しております。でもこの間に事務局を通して、いろいろな団体や様々な人との交流が新たに生まれたことは大きな収穫です。くだけ過ぎず、でも敷居が高くならないよう努めてまいります。(荻谷)



≪№319≫

319号

表紙絵・・・青木芳竹(竹林の幸)

一三の眼カメラの眼 旅の瞽女シリーズ(7) 死ぬまで稽古忘れんな

―久比岐野漫語―  かす汁・・・・・・・・・・・・・・・・・まほろば

26回「文芸たかだ・井東汎賞」佳作2作品発表

まよひこのしるべ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・古川実記

              「第26回文芸たかだ・井東汎賞」応募一覧

                選評・・・・・・・・・・・下西善三郎

                選評・・・・・・・・・・・清田文武

27回「文芸たかだ・井東汎賞」作品応募要項

22回「文芸たかだ・同人賞」発表・・・・・・表紙絵の佐竹一郎氏

 


雪国の鳥さまざま(39)・・・・・・・・・・・・・・山本明・文/縄健治・画

続々・疲れという奴の仕業「てかる道」・・・・・・・・・・・・丸山正夫

 


〈俳句〉いまどきの子どもの俳句(10)・・・・・・・・・・・・・飯塚不二男

〈短歌〉三浦礼子著「わがうた歳時記」・・・・・・・・・・・・草間馨子

追悼 故古田洋司先生・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・濱口剛

 


ばらこくたい(31)・・・・・・・・・・・・・・・・・杉みき子/岸田國昭・画

雪国の大地主・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・堀川正信

夜烏が啼いた―評伝・越後びと平出修(1) ・・・・・・・・・・塩浦彰

太宰治と三島由紀夫  連載第6回・・・・・・・・・・・・・・相馬正一

 


編集後記/表紙によせて

雪国の大地主「保阪家をめぐる四方山話(1)」・・・・・・・・花岡公貴・文

 


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