ようこそ高田文化協会へ

新潟県・上越地域の文化の発信基地として52年の歴史を持ち、文芸を愛好し、地元文化の発展にさまざまな形で携わっている
市民の団体です。約350人の会員に支えられています。
昭和34年5月に創刊の同人誌「文芸たかだ」の発行のほか、文化講演会、展覧会、音楽会など様々な文化活動のお手伝いをしています。

2012年07月

        

2012年7月 №50

 話題に上って久しいのですが、ようやく三浦しをん著『舟を編む』を読み終えました。広辞苑のような辞書を作る話。その編纂作業に関わった青年を軸に、彼をとりまく人々、彼や先輩編集者らの恋愛話、辞書に命にかけた先生の話などなどたくさんのお話を辞書のできるまでの工程〈なんと15年間かかったのです〉に盛り込んだ小説です。辞書の紙のぬめり感に触れたくて何度も辞書を繰ったり、言葉に対して熱い思いに浸ったりと、さすが本屋大賞に選ばれた本、と嬉しくなりました。読み終えた日に映画化されると知り、どんなふうに 画面で再現されるのか、楽しみです

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今月のお客様 古川実記さん


「文芸たかだ井東汎賞」佳作を受賞された古川実記さんと新潟市でお会いしました。夏の日差しによく映えるターコイズブルーのワンピース姿の彼女はまるで女優さんのようです。不躾な質問にもニコニコと明確に答えて下さいました。実は彼女、ピアニストです。4歳からの英才教育が実を結び、ベルリン芸術大学に進学、9年間ドイツで研鑽を積み、今、ピアノ教師、りゅーとぴあのパイプオルガン奏者として、音楽活動に邁進、今月末からドイツへコンサートツアーに行かれるそうです。えっ、では文学活動は?高校の時から書き始め、最初は脚本家を目指し、今は小説を楽しみながら書いています。受賞作もそうでしたが、想像力が豊かに働く時代物が好きだそう。新潟市民文学賞の常連で、戦国時代・江戸時代の話がすらすらと出てきます。ちょっと恥ずかしそうに「上杉を書きたいのです」。ぜひぜひ来年、応募してください。「実は、後藤丹先生〈上教大大学院教授〉に高校2年の時、作曲理論を教えて頂きました」とクスリ。後藤先生、彼女はこんなに大きくなって綺麗に開花しましたよ!!

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《事務局より》

 6月23日、高田文化協会総会が終わりました。なんだかあわただしく時間ばかり過ぎていきます。事務局は、上越市内で行われるさまざまなイベントのポスター・チラシ・チケットがたくさん集まり、まさに文化芸術の発信・問い合わせ場所となっています。今月号の折込チラシの多いこと!皆様、是非参加してくださいね、ご自分の気に入ったところに。〈河村〉

 例年よりも一足早く梅雨が明け、上越にも暑い夏がやってきました。最近加齢のせいか汗かきになり、手放せないのが首から下げるタオルです。それも高級なふかふかのものではなく、何度も水をくぐって繊維が毛羽立っているようなシロモノがいいのです。庭先はもちろん、近所のスーパーへもタオルを下げたまま行ってしまう私はオバサン以外の何者でもありません。困ったものです。(荻谷)


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≪№320≫ 

表紙絵・・・津幡潔(発生)

一三の眼カメラの眼 旅の瞽女シリーズ(8)・・・・・・・・文/市川信夫

―久比岐漫語― 新幹線駅名問題・・・・・・・・・・・・・ 小山幸司 

 


太宰治と三島由紀夫(7)・・・・・・・・・・・・・・・・・・相馬正一

続・小説『坊ちゃん』誕生秘話(4)・・・・・・・・・・・・・勝山一義 

第27回文芸たかだ・井東汎賞応募要項

「旅の人」・・・・・・・・・・・・・・・・下西隆子・文/村山陽・絵

暑中見舞い―――流汗拭雲上落書帳

〈随筆〉

―久比岐野を駆ける(49) ―上越地方で大旱魃災害―・・・・安藤喜悦

        短歌・限界集落・・・・・・・・・・・・・柳ヒサイ

大人の社会見学考(11) ―“酒”の単位―・・・・・・・・・小島国人

        俳句・あめんぼう・・・・・・・・・・・・篠原修

        詩・香りに/会話・・・・・・・・・・・・童みどり

〈短歌〉石井幸子第二歌集「挨拶」・・・・・・・・・・・・草間馨子

〈俳句〉いまどきの子どもの俳句(11)・・・・・・・・・・飯塚不二男

〈詩〉かまくら・・・・・・鹿住京子/百日草・・・・・・貝塚津音魚

〈紀行〉$=360円時代のアメリカ(22)・・・・・・・・中屋滋

ばらこくたい(32)・・・・・・・・・・・杉みき子・文/奥野義嗣・画

雪国の鳥さまざま(40)・・・・・・・・・・・山本明・文/縄健治・画

夜烏が啼いた―評伝・越後びと平出修(20)・・・・・・・・塩浦彰

『文藝冊子』と『文芸たかだ』覚え書き(13)・・・・・・・小田大蔵

編集雑記/表紙によせて

雪国の大地主――――保阪家をめぐる四方山話(2)・・・文・池墻忠和

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