ようこそ高田文化協会へ

新潟県・上越地域の文化の発信基地として52年の歴史を持ち、文芸を愛好し、地元文化の発展にさまざまな形で携わっている
市民の団体です。約350人の会員に支えられています。
昭和34年5月に創刊の同人誌「文芸たかだ」の発行のほか、文化講演会、展覧会、音楽会など様々な文化活動のお手伝いをしています。

2013年11月


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今年は高田文化協会にとって特別な年、設立50周年という節目の年でした。さまざまな記念行事もあれやこれやと気がまわらず赤面の至り、の場面も多く…でも過ぎてみればただ懐かしく、さまざまな光景が目に浮かびます。そしてこの節目に合わせたような、文化庁からの表彰がご褒美のように花を添えてくれました。この授賞は会員の皆様、礎を築かれた先人の皆様達のおかげです。これからも気を抜かず、ひたすらに分を守り100年に向け…ともかくも乾杯!です。

今月のお客様  花岡公貴さん

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 開府400年を来年に控え、講演・相談役に引っ張りだこの花岡さん、『文芸たかだ・雪国の大地主』の執筆もお願いしています。お年は44歳、御出身は熊本、中学校から兵庫に。大学・大学院では「近世の城下町と侍の生活」を研究、そこで阪神大震災に遭いました。「学生を続けている場合ではない」と就職を考えていたところに上越市が学芸員を探しているという情報を恩師から伝えられ、ご自分の研究に適した町ということで上越市と縁ができました。市史編纂室では各分野150人の先生方と出会い「随分勉強になりました」。文化振興課では「小川未明文学館の立ち上げに参加しました」。そしていよいよ博物館に。本当に歴史に詳しくて、私の質問にも即答して下さいます。「開府400年に関する講演会は2週に1度くらいにして、話が重複しないようにしています」。でも歴史は変えられませんもの、御苦労ですね。「好きなんですよ、歴史が」。趣味も仕事も同じだから、休日も仕事が頭から離れないそうですが、愛犬「ゆきこ」の話には目を細められます。奥様とのバードウォッチングも楽しみのひとつ。「400年祭に諏訪の貞松院(忠輝公のお墓があります)にある名笛『乃可勢(のかぜ)』をお借りできればいいですよね、観光客が絶対来る!」と息巻く私にやんわり「そうですねー・・・」『乃可勢』は信長→秀吉→家康に受け継がれ忠輝公に渡されたもの。「400年祭に向けて我々市民はどうしたら?」「どんどん宣伝して県内外からお客を呼んで欲しいです。上越市民がまず燃えないことには。高田だけのお祭りではありません。春日山城・福島城・高田城と歴史が積み重なっての400年です。この狭い地にお城が3つあるなんて全国的にも珍しい土地なのです。市民が心をひとつに来年を迎えたいものです」そうです!と拍手。司馬遼太郎が好きで、小学生で読破。映画もお好きで、「この間『阪急電車』テレビでやってましたね」「見ました」「大学時代の思い出が詰まった電車です、胸が熱くなりました」。そんなことも誠実に語ってくださいました。お体に留意され、ますます400年への意欲、期待しています。


《お知らせ》
協会会員で詩人の国見修二さんが著作を出版されます。タイトルは「瞽女と七つの峠」(玲風書房)―何故目が見えない瞽女が、難儀な峠を越えることができたのか?―エッセーと詩と3年をかけて歩いた七つの峠の写真、瞽女宿など七つの地図入りでオールカラーです。価格は1,400円です。


《事務局より》
毎年恒例の年始広告のお願いです。代金は1,500円です。近況や身の回りの出来事、最近思うことなどもぜひお知らせ下さい。皆様の一文で誌面が豊かになります。よろしくお願い致します。



    

《№328》2013年11月発行

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表紙・・・・山田壽雲(虚 心)

―久比岐漫語― 歌 心・・・・・・・・・・・・・・・・・牧野章一

ひたすらに高田の文化・半世紀(その2)

小川清隆/髙橋ユミ/岩崎方美/草間馨子


連載第2回 童話作家・小川未明伝『親子雲』

・・・小川清隆・文/濱口剛・絵

続・『坊ちゃん』誕生秘話と「続編」の概要・・・・・・・・勝山一義

〈短歌〉新しい歌誌の誕生――「鼓笛」紹介・・・・・・・草間馨子

〈俳句〉いまどきの子どもの俳句(18)・・・・・・・・・・・飯塚不二男

【ブック・レヴュー】

小林甚三著「くじら学校」・・・・・・・・・・・・・・・・濱口たけし

藤あきら著「悲しみをこめて突撃せよ」・・・・・・・・・・増村俊一


〈紀行〉$=360円時代のアメリカ(28)・・・・・・・・・中屋滋

雪国の鳥さまざま(46)・・・・・・・・・・・・山本明・文/縄健治・画

ばらこくたい(39) 清里にて・・・・・・・杉みき子・文/勝山一義・画

夜烏が啼いた―評伝・越後びと平出修(27)・・・・・・・・・・塩浦彰

「『文藝册子』と『文芸たかだ』覚え書き」(21)・・・・・・小田大蔵

編集雑記/表紙によせて

雪国の大地主 ――保阪家をめぐる四方山話(9)その2・・・花岡公貴


 

 

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