ようこそ高田文化協会へ

新潟県・上越地域の文化の発信基地として52年の歴史を持ち、文芸を愛好し、地元文化の発展にさまざまな形で携わっている
市民の団体です。約350人の会員に支えられています。
昭和34年5月に創刊の同人誌「文芸たかだ」の発行のほか、文化講演会、展覧会、音楽会など様々な文化活動のお手伝いをしています。

2014年01月

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お正月、二年参りで高田別院の鐘を「いち、にの、さん」と元気につきました。去年の楽しかった良いことを思い出しながら、今年も変わらず良い年でありますように祈りながら別院を出たのですが…、星が輝く夜空に誘われ、初詣のはしご、二寺四宮を巡りました。帰ってからたった5枚、それも頂きものの宝くじをドキドキしながら開けたところ、なんと3,300円、当たりました。幸先の良い新年の幕開けでした。やった―!!

今月のお客様 笠原さい子さん

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午年です、年女。2月で96歳に」。お若い!と周りが驚くのを楽しむかのように「親から貰った健康な体に感謝しています」とこともなげにおっしゃる。笠原先生と言えば短歌、おいくつから?「18歳の時、啄木を知ってから。それから今まで短歌を作っています。感動した時、心が動いた時、31の文字を使いこなして自己表現を楽しみます。楽しい時はもとより苦しい時も作歌は達成感を味わうことができ哀しみも昇華してくれます」と言われ「短歌以外の勉強もしました。戦争が終わりすべての価値観が変わり、これではいけないと、『母親の会』を立ち上げ、憲法・経済・育児法などを学びました」。先生はいつもリーダーだったのでしょう。「50歳を過ぎたころに平出修を知り、その正義感や欲のなさに魅かれ、また修は啄木や与謝野鉄幹・晶子とも親しい歌人であることにも繋がりを感じ、杉みき子先生と『平出修の会』を作りました。その流れが『平出修新婚の家を保存する会』に発展し、今年は平出修没後100年、なにをしようかと思案中です」とまだまだお忙しい笠原先生。それにしてもお元気です。健康法は?、「嫌いなものはなく、満腹するほど食べません」また「嫌いな人もいません」ああ、これもストレスがないことに繋がります。そうそうと思い出されたように「結婚前に中国に行き、日本語の教育をしたのです。電話局にいて県から1人選ばれ、でも戦争に加担したのかも。でもその後も中国からの留学生を支援しました」。お姑さんに見込まれ結婚、たくさん働きました。今、6人のひ孫がいて幸せです。と言われますが、あまりに若々しくて『ひいおばあちゃん』という感じがしません。95歳の方の人生を駆け足で紹介しました。中でも強調されたことは「中国に行き、戦争の悲惨さを見て、終戦後私は反戦論者になりました。また平出修も評論『七博士の行動を難ず』の中で反戦を説いています。戦争は絶対駄目です。」そして「皆さんから与えられ、支えられ、学ばせて頂き、感謝です。95年をお返ししなければ」。頭が下がります。これからもお元気で御活躍をお祈りいたします。なぜか胸が熱くなった聞き手です。


《事務局より》

今年もよろしくお願いいたします。新しい気持ちで、事務局運営に励みます。お喋りに、お茶飲みにいらして下さい。楽しい事務局です。そして『今月のお客様』も募集します。あの方のお話を聞きたい!そんな方がいらしたら是非、御一報を。(河村)





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《№329》2014年1月発行

表紙・・・・山田壽雲(初蛙―はつかわず)

―久比岐漫語― あこがれ・・・・・・・・・・・・・・・・・伊藤利彦

連載第3回 童話作家・小川未明伝『親子雲』

・・・小川清隆・文/濱口剛・絵

謹賀新年名刺交換・雪下墨初落書帳

〈俳句〉いまどきの子どもの俳句(19)・・・・・・・・・・・飯塚不二男

〈随筆〉

大人の社会見学考(15)うまみは“寝かせて”・・・・・・・・・小島国人

わが白内障手術顛末記―高がと言えず、されどの白内障―・・石川満祐

      新年7句「天空の声」・・・・・・・・・・・・・風間照子

 

――疲れという奴の仕業・転げ損ねた時――・・・・・・・・丸山正夫

――この日、この時――人参色のマフラー・・・・・・・・・佐藤光子

第28回文芸たかだ・井東汎賞作品応募要項

 

〈紀行〉$=360円時代のアメリカ(29)・・・・・・・・・中屋滋

ばらこくたい(40) 夜の船・・・・・・・杉みき子・文/増谷直樹・画

雪国の鳥さまざま(47)・・・・・・・・・・・・山本明・文/縄健治・画

「梁塵秘抄発見」を書くにあたって・・・・・・・・・・・・青山増雄

新連載/頸城野の史話1:梁塵秘抄発見その1・・・・・・・青山増雄

夜烏が啼いた―評伝・越後びと平出修(28)・・・・・・・・・・塩浦彰

新連載/人生を作る―評伝・小田嶽夫(1)・・・・・・・・・・・小田大蔵

新連載/紙を漉く女・・・・・・・・・・・・淡路霞・文/鈴木利子・画

編集雑記/表紙によせて

雪国の大地主 ――保阪家をめぐる四方山話(10)・・・・・・池墻忠和

 

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