ようこそ高田文化協会へ

新潟県・上越地域の文化の発信基地として52年の歴史を持ち、文芸を愛好し、地元文化の発展にさまざまな形で携わっている
市民の団体です。約280人の会員に支えられています。
昭和34年5月に創刊の同人誌「文芸たかだ」の発行のほか、文化講演会、展覧会、音楽会など様々な文化活動のお手伝いをしています。

髙田文化協会だより

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酒房「柊」が閉店しました。いつか来る日、と分かっていても寂しい…気分になっています。毎夜毎晩行っていたわけではないけれど、あのお店はさまざまな人との出会いの場所でした。文化協会の編集会議、ちょっとした祝賀会、送別会、ことあるたびに「柊でね」でした。

 お店にも格というものがあります。歴史のある大きな料亭にはそこに入っただけで感じる風格、敷居が高いといわれる由縁なのでしょう。「柊」さんにも小さいお店ながら風格がありました。どなたをお連れしても恥ずかしくない場所でした。

 お店と事務局はちょっと異なりますが、ホッとでき、いろんな出会いのある、会員の皆さまのお役にたてる事務所をめざしたい、と思っています。


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今月のお客様~村山和夫さん~

開府400年を迎えるにあたり、とってもお忙しい村山和夫先生、知の宝庫、と言う感じです。そしてその宝を惜しげもなく与えて下さいます。「教えて」といいますと、資料がどさっと届くのです。今回もお話は多岐にわたりミニ講演会のようでした。先生はさまざま経緯を経て、直江津東中学校校長で一線を退き第二の人生に入ると…今までの幅広い研究、主に近現代史の研究の成果が実を結び八面六臂のご活躍が始まりました。上越地域自治体、上越・妙高・柿崎・安塚…の歴史をまとめる市・町史の編纂に大きな力を注がれ、特筆すべきは昭和54年に『小林古径の幼年期の考察とそれにもとづく年譜の補正稿』を発表。以前、古径の生誕地はあいまいであったのが、村山先生により、古径の生誕地は上越市と認定されたのです(5月19日新潟日報に掲載)。さて、開府400年については「絆・輪・和を強めたい。合併した市内各地の絆を深め老若を結び歴史と将来を繋げるいい機会でしょう。昔のことばかりではなく北陸新幹線開業など、今起きていることも歴史の一部。新鮮な眼で地域を見つめたいもの」と深い言葉をつぶやかれました。「知の宝庫」村山先生は、バス時間まで少しある、もうひとつ用を、とスタスタスタ。「またいろんなことを教えて下さい」と叫ぶ声を後に、足の速いこと!またお寄りください、お待ちしています。 ※先生のお写真がカメラの不具合でモノクロになってしまいました。申し訳ございません。


―事務局よりー

・岸田國昭新編集長による『文芸たかだ』331号が完成。これからの未来に向けての第1号です。過日、50周年記念号には会員の皆様方の多くの投稿に大喜びいたしました。敷居が高い、などとはおっしゃらず、どなたにも門戸開放です。投稿お待ちしております。

・文化協会総会が近づきました。「井東汎賞」、「文芸たかだ同人賞」の表彰式もおこないます。宴席もあります、ご参加お願いいたします。



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吉越編集長、長い間ありがとうございました


 昨夏、文化協会設立50週年の記念式典の席上、功労者として表彰された吉越泰雄編集長がご挨拶の中で、編集長引退をほのめかされました。まさか、と誰もが思いました。というのも吉越さんはずっと編集長でいてくれるもの、という勝手な思い込みがみんなの気持ちの中にあったからです。が、健康上の理由を上げられ「330号で辞めます」と言われました。田中武編集長のあとを継いで40年、『文芸たかだ』は吉越編集長とともに号を重ね、誰にも真似のできない原稿集め、編集…、意固地なまでの同人誌作りに情熱を燃やされました。

 「文藝春秋」と同じ誌面、72頁、2ヶ月に1度、奇数月25日に発行を頑なに守り、330号を迎え、その間に節目の100号、200号、300号の記念号、そして高田文化協会20周年、30周年、40周年、50周年の記念号に心血を注がれました。またさまざまなイベントの企画にも率先して参加、助言して下さいました。本当にありがとうございました。

 これから、吉越名編集長の意志を継ぎ、岸田國昭新編集長のもとで編集委員・事務局が一体となり『文芸たかだ』作りに励もうと思います。また、ご指導をよろしくお願いいたします。

(写真は2007年の上越市表彰を受けた時の吉越さんです)


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 今月のお客様 小島(せい)(かい)さん


お喋り好きで気さくな小島さんはとても苦労人、15歳の時にお父さんの営む塗装会社に入り3代目を継ぎます。県や市の仕事をこなし、新しいところでは大町2丁目の「師団長官舎」の外壁修理、また「富寿司・春日亭」や「タキタ美容院」の外装も手掛ける。でも、小島さんの功績と言えば北本町の「陀羅尼八幡宮」の子安殿の再建立が何といっても有名。信心深いお母様はつねづね「お世話になった方たちにお礼・感謝するために、子安殿をなんとか直すように」と言われていた。内助の功で奥様も多額の費用を出された。尽力の甲斐あって立派に完成、眩いお宮には安産の神様、木花咲耶姫に寄せる杉みき子先生の和歌、川崎日香浬さんの天井画が飾られている。また小島さんの豊かな発想は次々新しいことを実現する。境内に小諸の懐古園の桜と同種の桜を植え、秋には紅葉のライトアップと演奏会。今は五智国分寺の山門の修復に考えをめぐらす。75歳、これからの夢は?「京都で歴史や美術を学びたい」。仕事をしながら卒業した北城高校定時制での頑張りを、きっとこれからも発揮されることだろう。「そして京都に住みたいなあ」と悪戯っぽく言われ、ああ、やっぱり小島さんらしい、とほっとしました。とにかくセイカイさんは愉快な方である。





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お正月、二年参りで高田別院の鐘を「いち、にの、さん」と元気につきました。去年の楽しかった良いことを思い出しながら、今年も変わらず良い年でありますように祈りながら別院を出たのですが…、星が輝く夜空に誘われ、初詣のはしご、二寺四宮を巡りました。帰ってからたった5枚、それも頂きものの宝くじをドキドキしながら開けたところ、なんと3,300円、当たりました。幸先の良い新年の幕開けでした。やった―!!

今月のお客様 笠原さい子さん

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午年です、年女。2月で96歳に」。お若い!と周りが驚くのを楽しむかのように「親から貰った健康な体に感謝しています」とこともなげにおっしゃる。笠原先生と言えば短歌、おいくつから?「18歳の時、啄木を知ってから。それから今まで短歌を作っています。感動した時、心が動いた時、31の文字を使いこなして自己表現を楽しみます。楽しい時はもとより苦しい時も作歌は達成感を味わうことができ哀しみも昇華してくれます」と言われ「短歌以外の勉強もしました。戦争が終わりすべての価値観が変わり、これではいけないと、『母親の会』を立ち上げ、憲法・経済・育児法などを学びました」。先生はいつもリーダーだったのでしょう。「50歳を過ぎたころに平出修を知り、その正義感や欲のなさに魅かれ、また修は啄木や与謝野鉄幹・晶子とも親しい歌人であることにも繋がりを感じ、杉みき子先生と『平出修の会』を作りました。その流れが『平出修新婚の家を保存する会』に発展し、今年は平出修没後100年、なにをしようかと思案中です」とまだまだお忙しい笠原先生。それにしてもお元気です。健康法は?、「嫌いなものはなく、満腹するほど食べません」また「嫌いな人もいません」ああ、これもストレスがないことに繋がります。そうそうと思い出されたように「結婚前に中国に行き、日本語の教育をしたのです。電話局にいて県から1人選ばれ、でも戦争に加担したのかも。でもその後も中国からの留学生を支援しました」。お姑さんに見込まれ結婚、たくさん働きました。今、6人のひ孫がいて幸せです。と言われますが、あまりに若々しくて『ひいおばあちゃん』という感じがしません。95歳の方の人生を駆け足で紹介しました。中でも強調されたことは「中国に行き、戦争の悲惨さを見て、終戦後私は反戦論者になりました。また平出修も評論『七博士の行動を難ず』の中で反戦を説いています。戦争は絶対駄目です。」そして「皆さんから与えられ、支えられ、学ばせて頂き、感謝です。95年をお返ししなければ」。頭が下がります。これからもお元気で御活躍をお祈りいたします。なぜか胸が熱くなった聞き手です。


《事務局より》

今年もよろしくお願いいたします。新しい気持ちで、事務局運営に励みます。お喋りに、お茶飲みにいらして下さい。楽しい事務局です。そして『今月のお客様』も募集します。あの方のお話を聞きたい!そんな方がいらしたら是非、御一報を。(河村)




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今年は高田文化協会にとって特別な年、設立50周年という節目の年でした。さまざまな記念行事もあれやこれやと気がまわらず赤面の至り、の場面も多く…でも過ぎてみればただ懐かしく、さまざまな光景が目に浮かびます。そしてこの節目に合わせたような、文化庁からの表彰がご褒美のように花を添えてくれました。この授賞は会員の皆様、礎を築かれた先人の皆様達のおかげです。これからも気を抜かず、ひたすらに分を守り100年に向け…ともかくも乾杯!です。

今月のお客様  花岡公貴さん

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 開府400年を来年に控え、講演・相談役に引っ張りだこの花岡さん、『文芸たかだ・雪国の大地主』の執筆もお願いしています。お年は44歳、御出身は熊本、中学校から兵庫に。大学・大学院では「近世の城下町と侍の生活」を研究、そこで阪神大震災に遭いました。「学生を続けている場合ではない」と就職を考えていたところに上越市が学芸員を探しているという情報を恩師から伝えられ、ご自分の研究に適した町ということで上越市と縁ができました。市史編纂室では各分野150人の先生方と出会い「随分勉強になりました」。文化振興課では「小川未明文学館の立ち上げに参加しました」。そしていよいよ博物館に。本当に歴史に詳しくて、私の質問にも即答して下さいます。「開府400年に関する講演会は2週に1度くらいにして、話が重複しないようにしています」。でも歴史は変えられませんもの、御苦労ですね。「好きなんですよ、歴史が」。趣味も仕事も同じだから、休日も仕事が頭から離れないそうですが、愛犬「ゆきこ」の話には目を細められます。奥様とのバードウォッチングも楽しみのひとつ。「400年祭に諏訪の貞松院(忠輝公のお墓があります)にある名笛『乃可勢(のかぜ)』をお借りできればいいですよね、観光客が絶対来る!」と息巻く私にやんわり「そうですねー・・・」『乃可勢』は信長→秀吉→家康に受け継がれ忠輝公に渡されたもの。「400年祭に向けて我々市民はどうしたら?」「どんどん宣伝して県内外からお客を呼んで欲しいです。上越市民がまず燃えないことには。高田だけのお祭りではありません。春日山城・福島城・高田城と歴史が積み重なっての400年です。この狭い地にお城が3つあるなんて全国的にも珍しい土地なのです。市民が心をひとつに来年を迎えたいものです」そうです!と拍手。司馬遼太郎が好きで、小学生で読破。映画もお好きで、「この間『阪急電車』テレビでやってましたね」「見ました」「大学時代の思い出が詰まった電車です、胸が熱くなりました」。そんなことも誠実に語ってくださいました。お体に留意され、ますます400年への意欲、期待しています。


《お知らせ》
協会会員で詩人の国見修二さんが著作を出版されます。タイトルは「瞽女と七つの峠」(玲風書房)―何故目が見えない瞽女が、難儀な峠を越えることができたのか?―エッセーと詩と3年をかけて歩いた七つの峠の写真、瞽女宿など七つの地図入りでオールカラーです。価格は1,400円です。


《事務局より》
毎年恒例の年始広告のお願いです。代金は1,500円です。近況や身の回りの出来事、最近思うことなどもぜひお知らせ下さい。皆様の一文で誌面が豊かになります。よろしくお願い致します。



    


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髙田文化協会設立50周年記念事業が行なわれました




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8月10日、やすねにて設立50周年記念式典が挙行されました。藤林会長、来賓の挨拶のあと、文化協会に対する永年の功労を讃え6名の方々に感謝状が贈られました。

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そして小和田恆氏記念講演「髙田文化協会と文人としての父の横顔」が行なわれ、400名以上の聴衆が熱心に耳を傾けました。

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 懇親会では小和田氏の高田高校時代の同級生や校友会の方々も交え85名が和やかなひとときを過ごしました。

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これより先に行なわれた「木暮照子人形展」(ミュゼ雪小町)も会期中1,500名の来場者を数え、大盛況でした。

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ギャラリートークで作品説明をする人形作家木暮照子さん。

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このたびの事業を行うにあたり、さまざまな御支援を賜りました会員の皆様に心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

    

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気がつけばもう夏。仕事は早朝に限ると、だんだん起きるのが早くなっています。

今日も暑くなります、とアナウンサーは言っていますが、早朝のひんやりした空気を毎朝体感していると「夏も暑いばかりではないよ!朝は涼しいんだから」とテレビ画面とのおしゃべりに気づき、これではいかん、生身の人間ともっと接しなければ、と反省。


今月のお客様 小田大蔵さん


IMG_2276このたびの高田文化協会・文芸たかだ同人賞を受賞されたオダダイゾウ先生がお客様。「小田嶽夫と関係があるのですか?」は誰もが持つ疑問。小田嶽夫を研究されているのでなおのこと。でも関係は無いそうです。村松高校を振り出しに柏崎・南城・高田と国語科の先生を歴任、協会会員さんの中にも教え子が多く、評判はすこぶる良い。一言一言、真剣に答えて下さる眼差しに納得でした。文芸たかだ連載中の「文藝册子と文芸たかだ」を見てもわかるように知識が深く広く次々にお話が出てくる、まさに研究者。年代の数字をはっきりさせるのも、頭の中を整理するためなのでしょうか。「毎日掃除、週1回の木村茶道美術館勤務(道具の説明)、月1回の古典を読む会での勉強」とすることが多く、毎日を丁寧にすごされていることが窺えました。ちょっとびっくりは、学生時代に箏をされ、師匠は會津八一の養女蘭子さんだったとのこと。腕のほどは? 文芸たかだにも一言。「友人をたくさん持つ若者に連載物を書かせると、その仲間が興味を示して、読んでくれるのではないか。」書ける若者を急いで探します。設立50周年を迎えた高田文化協会の生き字引のような小田先生、もっとご指導よろしくお願いいたします。


~事務局より~

事務局2人は50周年記念行事に向け、頭と体をフル回転させ、準備は着々と進んでいます。会員の方々のねぎらいのお言葉やら、振り込まれる有り難いご寄付、適切な指示を出される藤林会長や吉越編集長、理事の方々に励まされながら作業を行っています。すべての事業がイメージ通りに滞ることなく予定通りに遂行できますよう祈るばかりの毎日です。(河村)



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15年くらい前だったろうか、松之山のブナ林・美人林の幻想的な風景を見た。4月中旬、残雪が白い靄となって辺りを覆い、ブナは透明な、白い芽を吹いていた。息吹きであった。その光景が忘れられず早春の美人林通いがはじまった。雪やら温度やらの条件とこちらの都合がなかなかうまくつかず、あの感動に再び会っていない。それともそれは幻想だったか…今、ブナはすっかり芽を吹き、若葉が重なりイキイキと輝いているが、私はもう来年の息吹きに心は騒いでいる。


今月のお客様 高橋弘美さん

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キラキラと輝く目が印象的な高橋さんはたくさんの名前を持っています。本名は弘美、童話を書くときはひろみ、七宝作家となる時は緋色美さん。そのほかにも切り絵、羊毛マスコット、手作り絵本制作等々、多彩な方で、ミーハーなところもまた可愛いらしい。30代で子どもが手を離れたのを機会に七宝教室に通い、仕上がった作品が窯から出る瞬間、あの抑揚の気分に魅せられ以来20年近く続けている。「木いちごの会」ではいい仲間と知り合い15年、さまざまな活動を積極的に行ってきた。そして今、童話作りに燃え尊敬する杉みき子先生のもとで研鑽を積み発表される。「紙と鉛筆と想像力があれば」と弘美さんはけらけらと笑い自然体で世の中と向き合う魅力的な女性。2人の子どもは独立し今はご主人と猫2匹の静かな恵まれた環境の中で、夢はたくさん!なんでも挑戦したい!弘美さんは今、そういう時期なのだ。その笑いが一瞬止まり、「難しいテーマの童話を考えています。」読みたいです、きっちりと書いてください。期待しています。そして文芸たかだにも書いてくださいね。


~事務局より~

 50周年記念事業の準備に燃えています。講師先生との連絡、会場設定、ポスター作り、後援のお願い・・・とさまざまな仕事が追いかけてきます。今までにこなしてきたさまざまな事業を参考に、よりいいものにしたい、と事務局は燃えています。会員の皆様にはいろんなご協力をお願いしております。関心を持って参加していただくのがなによりです。

※これまでに約90名の皆様から御厚志を頂戴しております。心から御礼申し上げます。

 25年度総会と井東汎賞・文芸たかだ同人賞の表彰式を6月23日()5時~、やすねで行います。懇親会もあります。お祝いして楽しいひとときを過ごしましょう。ご参加をお待ちしています!!(河村)

 

まんさく

すっかり春めいてきました。大町通りの二・七の市で、マンサクの花を売るオジサンとお話しました。「マンサクって面白い名前ね」「豊年満作を願っての命名だよ」「ほんとに?」「いいや、春一番に咲くから、まず咲く、が訛ってマンサクになったともいわれてる」5枚の花弁がリボンのように結ばれ先端が手のように伸びて、春の気配をいち早くキャッチしている感じです。冬囲いをする時、それぞれの木や花に「春になったらまた会いましょうネ!」。約束を守って、小さな蕾をちゃんとつけてくれました。


今月のお客様  谷 夏樹さん

25歳、勿論1番若い会員さんです。早稲田大学大学院社会科学研究科・都市住居環境を研究している学生さんで、高田の東本町4丁目に住んでいます。なんでまた高田なんかにいるの?誰からも聞かれる質問に「仙台出身で、祖父の家が津波被害を受け、研究者として仮設住宅を見た時、ここには人同士の絆が感じられないと思った。友人の住む高田に来たとき、この雁木・町屋の連なりこそが地方都市発展の要素を含んでいると感じました」「厳しい自然環境の中で人々が集まって住むと知恵に溢れている」とも。住んでいる私達が当たり前に思っていることを新鮮な目線で指摘します。

現在、フリーペーパーを作ったり、アーチストを呼んだりと様々な可能性を試しています。感心するところは高田に馴染もうと、色々なサークルに入ったりイベントに参加していること。事務局にも寄って下さりお母さんよりもずーっと年のいったオバサンを洗脳してくれます。文化協会にもひとこと「ここにくると誰かに会える、という集まって語り合う文化の中心になっていると思います」 上越をもっと、楽しんでね。

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~事務局より~

文芸たかだ3月号に「ご寄付のお願い」を折り込みました。いよいよ、50周年事業を敢行するためのお願いです。

・小和田恆先生のご講演「高田文化協会と文人としての父小和田毅夫」

・木暮照子「蓮花人形作品展」

・文芸たかだ五十周年記念号発刊

・手と手、あわせてぬくもり展…予定

「地方文化の灯をともし続けて50年」のキャッチフレーズのもと、節目の年を祝おうと思います。会員の皆様のあたたかいご芳志を賜りますようお願い申し上げます。


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明けましておめでとうございます。年末年始は少雪、晴天の元日、自転車で初詣に行き、おみくじは大吉!<願い事叶い喜び多し><待ち人来る、便りあり> 幸先好い年の初めでした。今年は高田文化協会創立50周年、節目の年です。待ち人・・・記念講演をして下さる小和田恒様から吉越編集長にお便りがあり、はっきりした日にちが決定しました。小和田様のお父様は高田文化協会の初代会長、また高田高校の校長先生を勤められました。お父様や高田のお話を聞くことができるのではないでしょうか。8月10日(土)やすね。会員の皆様、その日は万障お繰り合わせて、ご参加くださいますようお願いいたします。 会員の皆様のご多幸ご健康、心よりお祈りいたしております。                            写真は深井宏隆さん撮影「妙高に沈む夕日」

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今月のお客様  松田愼也さん

東京大学大学院を卒業のあと、文化庁宗務課に4年間勤務され、その後上越教育大学で、宗教学の教鞭をとられ25年、また市民に向け短歌の講座を持っておられます。文芸たかだ「久比岐漫語」「ブックレビュー」に趣き深い文章を寄せてくださいました。

『切り髪を一本のゴムで束ねたるただそれだけにて美しき人』 松田先生の一首です。「どなたのこと?」しつこいインタビューに、ささやくようなお声で「友人の奥様です」。その小さなお声、大学生聞こえるかしら、と要らぬ心配をしましたが「生徒は可愛いですよ、親の心境になっています」。で、宗教学とは、特定の宗教について考えるというよりは、そもそも宗教とは何かを定義づける学問。たとえば年中行事と浅学な筆者に合わせてくださいました。「裸祭りや御柱も宗教が元にあります。生まれてすぐの産湯、亡くなってからの湯灌、これは前世の汚れを落とすのが産湯、来世に行くためにこの世の汚れを落とすのが湯灌、お七夜の命名はこの世の名前、戒名はあの世の名前・・・何気ない生活の中にもいろいろ宗教からのものがあります」どんどん惹かれます。

で、短歌は21歳の時から、出口の見えない心でいた頃出会ったのが故石本隆一。師以外であえて好きな歌人といえば木下利玄。「短歌も不易流行です」おっしゃることは難しいのですが、短歌教室ではとても優しく指導されます。「褒めなければ、作る気を無くされるでしょう」「ハイ」「せっかく仲間になったのだから。ああ、これも宗教に似てます、宗教はつまるところ仲間作りなのです」ああ、そうなのか・・・。佇まいの静かな松田先生、これからも文化協会、短歌をよろしくお願いいたします。先生を大きな声で笑わせたいそんな日いつか来るといいけど、短歌?ができました。 

≪事務局より≫

先に書きましたが、創立50周年の年が明けました。講演会に祝賀会また、ぬくもり展を久しぶりに行ないたいなど、いろいろ考えると武者震い、頭が冴えたりしています。会員の皆様のご協力なくしては何も前には進みません。よろしくお願いいたします。 29日(土)6時半より、高田文化協会の新年会を行ないます。会場は今回「宇喜世」お間違いのないように、雪はどうでしょう・・・気をつけていらしてください。瞽女唄の月岡祐紀子さんの演奏があります。宇喜世の雪のお庭を見ながら、三味の音と心ふるわす瞽女唄・・・いいですね、受付は6時からです。会費は据え置きの6000円です。参加希望の方は事務局までお願い致します。(河村)





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12月の声を聞くと、あれもこれも…と頭をかすめます。まず、年賀状。ネットだ、フェイスブックだ、とたちどころに友人の動静がわかるなか、やっぱり、一枚一枚、お相手のお顔を思い出しながら、宛名を書きます。日頃は忘れている、心と心のつながりを思い出し、そして新しい年を迎えても、この絆、大切にしたい…と思いながら書いています。まして「郵便の父・前島密」のお膝元、『日本一、ハガキを出すまち・上越市』を目指しましょう。
今月のお客様 小池豊一さん

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26回新潟日報文学賞「詩部門」を受賞された小池豊一先生のお名前を嬉しく拝見しました。筆者息子の中学時代の校長先生でした。温厚でものに怖じずのお姿は20年前とお変わりありません。先生は確か、鷹匠の研究家でご本も出されているはず、というわけで、鷹のこと、詩のことをお聞きしました。日本放鷹協会に所属され、鷹匠の技術・文化向上に日本全国飛び回られているそうで、「鷹」の魅力は?「鷹を知って半世紀、人鷹一体という心を以って鷹に接すればお互いに信じ合え、人間をわかってくれる。勇猛果敢な男性的な鷹と一体になることで、精神が清め高められています」。禅問答のような高潔な答えでした。今回の受賞作「石の顔」もやはり、石にしろ草花にしろ人が真摯に対すれば対話ができ得る。石と鷹は先生の究極の美なのでしょうか。詩も宮澤賢治に魅かれ、公務で中断したが60年以上になるといわれます。日本農民文学会に所属、小説も書かれるという多才な先生です。「文芸たかだ」にも是非、詩・随筆・小説をお書きになって下さい。楽しみに待ってます。


《事務局より》

❈今年も無事6回「文芸たかだ」・文化協会便りをお届けすることができました。これも会員の皆様が読んでくださるおかげです。葉書を出す気持ちと同じで、会員のお顔を思い浮かべながら作品集め・割付け・編集・校正・事務手続き・発送を2ヵ月に一度して、来年はいよいよ50周年です。「地方文化の灯を消してはいけない、先人が築いたものを壊したくない」…の思いで来年を迎えます。(河村)

❈毎年恒例の誌上年賀のご案内を今回はこちらから致します。ご希望の方は別添のはがきにご記入の上、お送り下さい。掲載料は1,500円です。また「雪下墨初落書帳」の欄に掲載する短文・詩・俳句・短歌などを募集します。こちらは掲載無料ですので、今年の抱負などお気軽にお寄せ下さい。いずれも1220日必着でお願い致します。











 


 


 


 


 

 







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